少し前に、大人がベビーカーを蹴飛ばし、ママや赤ちゃんを恫喝してあげくの果てに唾を吐いたというニュースがありました。
この見出しを読んだ時「え?!うそでしょ、ひどすぎる!」とかなり驚きショックを受けました。
ところが、この悪態をついた大人が猛批判されると思いきや・・・
なんと意外なことに「ベビーカーにもマナー悪いのがいるからそのような反感をかってトラブルになるのは当然だ」「偉そうだし、避けないのはなぜだ、迷惑だ…」など、そのコメント欄はいつの間にかママたちへの非難であふれかえっていたのです。
そこで今回は、「ベビーカーでマナー悪いのが多いのはなぜ?偉そうで避けないし迷惑?」
という内容で書いてみます。
Contents
ベビーカーでマナー悪いのが多いのはなぜ?
どうやら数年前からこの問題は物議をかもしており。そのマナーの悪さを同じ子育て世代からも指摘されていることもわかりました。
子育て世代のほとんどの皆さまは、周囲に気を配り気遣いの出来る方々です。
ただ、マナーが悪い人たちがたとえ少数でもいると、そこだけが目立ってしまい、どうやら世間からの目が全てのベビーカーユーザーに対して厳しくなっているのが現実のようです。
詳しくは後半で述べることにします。
このようにベビーカーのトラブルが増えたきた原因のひとつは、世の中にバリアフリーの建物や道路が増えてきたのと比例しているみたいですね。
当然、段差の少ない街の中に便利なベビーカーが増加したということです。
尚且つ2014年に国土交通省が発表した公共の場所でのベビーカー利用のルールが、それまでよりも、ゆるい内容へ変更されたことにより、トラブルの数は増えてきているようです。
ベビーカーでマナー悪いと言われるのは満員電車に乗る行為?
国土交通省が掲げたルールとは、ベビーカーを公共交通機関などでは畳まなくても良いというものです。
だから最近は電車の中でいちいち畳まずに堂々と通路に広げたまま置いているのをよく見かけるのですね。
一昔前に子育てした方々は、よく「私らの頃は邪魔にならないように畳むのがルールだし礼儀だった」という声もよく聞きます。
ただ、赤ちゃん一人に対して大人二人以上居れば畳むのは簡単ですが、母親一人の場合だと、他の荷物を持ち、そして赤ちゃんを抱っこして電車やバスに乗車するのは危険だと判断されたんです。
当然納得できるルールです。
ただ、空いた時間帯であれば周りの乗客にも迷惑はかからないのですが、満員電車に乗り込んでくる事でトラブルも増えているようです。
私自身も通勤しているときに遭遇したことがあります。
しかも激混みで有名な東京メトロ東西線です。
あの車内に乗り込んでくるなんて、東西線の込み具合の度合いを知らなかったとしか考えられません。
まず、ピーク時は、乗れなくて1本2本見送ることは、ほぼ毎日です。
そこにベビーカーが入るなんて、もうこっちはヒヤヒヤもんです。
周りの人は不自然な体勢になり、車輪で足を押されたり踏まれたままになるんです。
そして一番こわいのは、急ブレーキの際に、一瞬にして人の塊が一斉にグラーッと斜めになる事があるため赤ちゃんがいつ下敷きになるか気が気じゃありません。
いくら多目的スペース(車椅子マークの広くなったところ)が車両の端に用意されているからとて、ラッシュ時にそのスペースが空いているわけが無いです。
ビビりの私はあの満員電車に赤ちゃん連れで乗るなんて事、とてもとても怖くてできません。
赤ちゃんの安全性はもちろんですが、周りに迷惑がかかるのがイヤですね。
どうしても、ラッシュ時に乗らなければならない事態となると、100歩譲って抱っこ紐でしょうか?
ベビーカーでマナー悪いのが多いのは本人が気付いてないから?
ネット上で、実際に満員電車に赤ちゃんと一緒にベビーカーで乗車していた主婦が「どこが悪いんでしょうか?」と悪気なく真面目に質問を投稿した方がいました。
危険だし迷惑だと次から次へ指摘すると、「危険があるなんて考えたことがなかった。これからは気を付けます」と応えていました。
とても素直なママのようですが、結局皆さんからいろんな意見を言われるまで気付かない人もいるのが現実です。
きちんと説明すると、知らなかったをきちんと理解してもらえるようになるので、もっと子育て世代に周知が必要なのでは?と思いました。
悪気がなくて、迷惑がられていることを感じでいない大人が一定数いる限り、らちが明かないですね。
その逆で、空いている車内で誰にも迷惑かけていないにもかかわらず、ベビーカーをたため、など文句を言い罵声を浴びせる大人がいるのも事実で、最近問題になっているようです。
これはひどい!
専門家の見解は、そういう人は子ども、女性など自分よりも弱いと思える相手に他人の迷惑行為を置き換えてフラストレーションを発散しているんだそうです。
いずれにせよ、両方とも相手への気遣い、想像力さえあればトラブルには発展しないはずだと思うのですがなんとかならないものでしょうか。
もっと心にゆとりがある社会になってほしいものです。
ベビーカー利用者は偉そうで避けないし迷惑?
最近のトラブルを物語っているのに「ベビーカー様」という言葉があります。
これは、「そこのけそこのけベビーカー様のお通りだ」というような意味合いで、皮肉った表現だそうです。
先ほど述べたように、同じ子育てを頑張っているママですら、ベビーカー様にはイラっとするという意見があるという内容は以下のとおりです。
①周囲への配慮が足りてない(邪魔になっていることに気付いていない)
②子連れは優先してくれオーラを出さないで欲しい
③ブルドーザーみたいに操縦しないで欲しい
④道を譲ってくれないのはどうして?
⑤こちらが道を譲っても会釈や挨拶の一つもなく、やってもらって当然といわんばかりの態度
⑥こういった親がいるせいで、自分たちまで嫌悪感を抱かれ同じ目でみられるのが迷惑
という内容でした。
気遣って生きているのにもかかわらず同様に見られるのはそりゃ嫌ですよね。
ママたちの目から見ても、ベビーカー様はかなり迷惑な存在のようです。
満員電車以外では、ショッピングモールやスーパーやレストランなど、やはり人の出入りが多い場所でトラブルが多く発生しています。
実際意識して見てみると、先日メチャクチャでかいベビーカーをお台場のモールで見かけました。
あれは日本の商業施設では使用禁止にしてほしいと思ったくらいデカかったです。
まるでIKEAやCostcoのカートのようです。
動線を塞いでしまい、通れるはずの通路が全く通れずお店のフロアの中で人が渋滞していました。
そんな大きいのいる?なんであんな大きなのを買うんだ?
それがステーテスと思ってるのか?
想像力が無いんか?
どう見ても重そうだし小回りきかないから不便だと思うんだけど。
このような感じで混雑に気付かず買物やお喋りに夢中になっていたり、狭い通路をすれ違う際に全く避けようとしないなどのワガママ行為が迷惑で偉そうなど思われる原因なのは大いに納得しました。
ところでベビーカーってそんなに必要なのでしょうか?
ベビーカーをどうしても人混みの中で使う理由とは?
さて、それではいっぽうで、ベビーカーが無いと絶対困るという方の意見をまとめてみました。
①腰痛持ちや帝王切開で抱っこ紐が無理なため、どうしても必要
②徒歩が多く電車に長時間乗ることが多いため必要
③子ども用カートが無いショッピングモールに行く時には必要
④夏場は暑すぎて無理
などの理由をあげられていました。
相手の身になってみると必要だということがよくわかりました。
それぞれの生活パターンにそれなりの理由があって利用されているので納得できますね。
一方、車移動が主で、腰痛などの持病のない方は全くベビーカーを必要としないという意見も多くありました。
それぞれのライフスタイルによって違いがありますね。
まとめ
ベビーカーでマナー悪いのが多い理由はなぜかというと、人が多く集まる場所での使用方法に問題があり、また周囲の迷惑になっていることに気付いていない親御さんが多いことがわかりました。
また、同じ子育て中のママさんからも、すれ違う際に道を譲らない、避けないベビーガーの行動は偉そうな態度に見えて感じ悪いと非難の声が数多くありました。
皆で利用する公共の場所ではお互いが相手の立場になり、思いやって行動したいもんですね。
そして子育てを頑張っている方々には、もっと寛容であってほしいと思います。
ベビーカーでマナー悪いのが多いのはなぜで、偉そうで避けないし迷惑なのかの調査結果でした♪
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