ピアノ講師になるには?一日のルーティーンや年収も紹介!

ピアノ講師になるには?一日のルーティーンや年収も紹介! ライフスタイル
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皆さま、ピアノ講師ってどんなイメージをお持ちでしょうか。

教えるのに何か資格が必要?

音大や芸大卒じゃないといけないの?

どれくらい働いて年収はどれくらい稼いでるの?

一日のルーティーンはどんな感じなんだろう?

などなど気になる方がいらっしゃるかもしれませんね。

案外ピアノ講師は身近にいるようで、その実態は意外と知られていないかもしれません。

そこで今回は、ピアノ講師を20年以上やらせて頂いた経験を元に、ピアノ講師になるには?

そして一日のルーティーンや年収についてお話ししていこうと思います。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ~~♪

 

ピアノ講師になるには?

ピアノ講師になるには?一日のルーティーンや年収も紹介!

ピアノの先生といっても、その内容は多岐にわたり、十人十色の職業です。

教えている内容、講師のライフスタイル、収入はみごとに違っています。

天と地ほどの差があると言っても過言ではありません。

身近にピアノの先生がいらっしゃらない方は「え?まじでか( ;∀;)」と思われる内容がこれからお話する内容の中に出てくるかもしれません。

おまけに、ピアノ講師には資格が必要だと思っている方もいらっしゃるかもれませんね。

が!

自宅などで、個人でピアノ教室を始めるのに資格など全く必要ないんです!

ほんとに?

本当です(^^)!

教えてみよっかな~と思えば誰でもはじめられるのです。

言い換えれば、先生のレベルはピンキリとも言えるわけで、皆さまが思っている以上にかなり差があります。

先生自身のピアノテクニックや知識、音楽理論、教えるテクニックや使用する教則本など色々と違っています。

それでは、ピアノ講師は大きく分けて2パターンあるので、その違いを細かくみていきましょう。

 

個人でピアノ講師をやるパターン

私の場合、一番最初はどこにも所属でず、個人でやり始めました。

きっかけは、ピアノを学びに大学へ進学する頃でした。

現役の学生なので、ピアノはそこそこ、いや、かなり弾けるわけです。

そして、私の事を幼い頃からよく知っている親戚たちは、私が大学に受かったとたん「ウチの子にピアノ教えたってくれへんか~?」

と軽く頼まれたのがきっかけとなりました。

「いいわよ~!」と返事をした時、まずは従妹たちへ教え始めた時が私のピアノ講師生活のスタートとなったわけです。

まずは「よっしゃ、やってみよう」と決断した時がタイミングです。

そこから、私がどのようにして生徒さんを集めて継続できていたのか、体験談をお話していきますね。

 

生徒を集める方法は?

チラシや広告、今はSNSを使って募集をかける方も多いようですね。

でも実は、一番大きな影響となるのが生徒さんや親御さんからの生の口コミです!

私が住んでいた地域はファミリー層が多く、しかも企業の社宅が幾つかあったため、子供たちがとても多く、生徒さんがお友達を連れてくる、という嬉しいパターンがほとんどでした。

当時SNSなんてありません。

生の口コミのみで広がりました。

生徒さんが生徒さんを連れてくるパターンはもちろん、ママ友のコミュニティの影響力をとても感じました。

ママ友の繋がりで、転勤されてきた子を数多く紹介して頂けました。

例えば発表会に知り合いやお友達を誘って観にきてくれるのです。

そしたらその後、初めてお披露目会を見たお友達がピアノをはじめてみたいと言って生徒さんになったケースも多くありました。

レアなケースですが、個人で教室を運営されていた先生が海外へ引越す際に、その生徒さんを全員引き継いだこともありました。

私の場合は都会の住宅地で、子どもの数が増えていっている地域だったので恵まれていた環境だったと思いますが、地方でやるにしてもやはり人との繋がり、縁が一番大切だと思います。

子どもたちは減っていますが、初心者の大人や、また復活してやってみたいというシニア世代の生徒さんたちも多くいらっしゃいます。

音楽は子供のものだけではありません(^_-)-☆

いろんな時代のあらゆる音楽を聞いて育った大人世代の方々との縁はとても大切で勉強になることが多くあります。

 

音楽教室でピアノ講師をやるパターン

私はこの雇われ講師も経験済みです。

こちらを選ぶのは、とりあえずピアノの先生なりたい方、集客や発表会の段取りをご自身でするのがちょっと苦手・・・という方向きですね。

ヤマハ教室、カワイ教室、島村楽器などの教室に所属して始めることになります。

当然、定めた規約に全て従うため、まず講師に応募するところから始まります。

応募するには資格が必要になってきます。

例えばヤマハ音楽教室の場合、グレードという独自の試験制度があり、最低でもグレード5級という資格を取得するのが条件の一つとなります。

グレード試験の内容は、ボリュームが多くなるので細かい説明は割愛しますが

・即興演奏(その場で与えられた楽譜をアレンジして発展させて小曲を完成)

・初見演奏(初めて見る楽譜をその場で弾く)

・課題曲、自由曲の実技演奏

が必要です。

実際、ヤマハ、カワイはグレード5級さえあれば講師になれるので、芸大や音大出身でない方が大勢いらっしゃいます。

ハッキリ言ってそこそこ弾ける方、子どもの頃からずっとピアノを習っていたら5級は簡単です。

即興や初見さえ訓練して慣れれば大丈夫です!

4級になると難しくなので舐めてると、たとえ現役音大生でも落ちる方がたまにいるようです。

また、島村楽器などの教室では、それと同等の技術が求められ、実技試験や音楽理論の試験があります。

私の主観ですが、島村楽器はわりと本格的な音楽理論や実技試験があり、東京の教室は講師陣も名門大学出身の先生が多いと感じました。

 

生徒を集める方法は?

教室が生徒さんを募集してお稽古の日程まで決めてくれるため、なにもすることはありません。

全ておまかせです。

 

ピアノ講師の一日のルーティンは?

ピアノ講師になるには?一日のルーティーンや年収も紹介!

私は個人運営と雇われの両方を経験していますが、毎日の生活で大きな違いは殆どありません。

それは、朝から活動するのが苦手なため、すべてレッスンのスタートを午後以降に設定していたからです。

一般の人と半日以上ずれた生活です。

当時はお昼12時の「笑っていいとも!」が目覚まし時計でした(*^^*)

たまに早起きすることもありますが、そこから生徒さんたちがやってくる時間までが一人の時間です。

買物、友人とお茶、親しい音楽講師と情報交換のランチ会などなどetc.

また、オタク気質のため引きこもってピアノ練習に明け暮れたり、と毎日毎日が違う生活です。

そしてだいたい、15時頃から20時頃までレッスンです。

受験生が多くなると21時以降になるときもありました。

その後、家族のための家事、たまに早くレッスンが終わったらジム・居酒屋・カラオケに行きます。

バリバリやり手の友人は、大人相手に朝から夜遅くまで、そして土日もやっています。

要は、全部自分で決めて生徒さんと調整をしながら運営していきます。

 

ピアノ講師の収入は?

ピアノ講師になるには?一日のルーティーンや年収も紹介!

なんと、案外、いやかなり低いのが現実です<(_ _*)>

ただ、個人の場合は工夫次第・頑張りようで収入を増やすことが十分可能です。

 

個人で開業しているパターンは?

当たり前ですが、お月謝の100%が入ってきます。

なので個人レッスンの場合は、生徒さんの数×月謝=月収 となります。

グループレッスンをすると同じ時間働いても人数分の収入が入るためボンッと跳ね上がります。

工夫はかなり必要ですが、生徒に向上心を与えるメリットもあり、収入も上がるためとても良いメニューです。

お月謝は、生徒さんのレベルで設定し、だいたい巷のヤマハなどの教室と大きくはかわりません。

一回30分~45分、月3~4回で、月謝7千円~1万5千円。

受験生は、音楽理論や特化した内容に時間を要するため別途戴きます。

生徒数40人ほどで、午後から夜まで働いて週5日でだいたい月に35万~40万ほどです。

人数をとにかく集めることが大切です。

ただ、集まりすぎてもこなすことが困難になるので調整が必要となってきます。

また、有名大学教授のレッスンとなると全然単価が異なり普通のお月謝がワンレッスン料金とお考えください。

だいたい相場は今も、ワンレッスン1~3万が多いようです。

もちろんもっと高い先生もいらっしゃいます。

当時学生時代の私は、1時間1万円で毎週受けていました。

これもまた先生によりけりですね。

 

雇われ講師の場合は?

なんと悲しいことに、お月謝の約6割ほどしかいただけないんです(;_:)

例えば、お月謝9千円の生徒さんが30人いたとしたら個人の場合は27万になりますが、雇われ講師の場合その60%なので16万ほどになってしまいます。

また、最初から多くの生徒さんを持たせてもらうことは難しいため、数万円スタートの方が殆どではないでしょうか。

 

まとめ

ピアノ講師になるには?一日のルーティーンや年収も紹介!

今回は、ピアノ講師になるには、また一日のルーティーンや年収をご紹介しました。

自宅で開業するピアノ講師になるにはなんの資格もなく誰でもできるとは意外ではなかったでしょうか?

また、一日のルーティーンもピアノ講師によって様々で、年収もピンからキリまでになります。

『ピアノの先生は華やか~』『なんか優雅なかんじ~♪』

と私の夫は結婚するまで勝手にキラキラなイメージを抱いていたらしく、当時、まだ生徒数が少なかった私の現実を知って驚いたのをよく覚えています。

収入だけを見ると正社員のサラリーマンがボーナスもあるし稼げるかもしれませんね。

ただ、何も弾けなかった子が、鍵盤すら触ったことのなかった大人が一曲を弾けるようになった時の達成感たるや、そこにはなんとも言えない大きな感動があるんです。

人生の1ページを生徒さんと共に刻むアツいお仕事です♪

 

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